僕が歌えば、君が来る。
「ケーキ買ってきた。お前好きだろ?ここのケーキ。」
「なんっ……」
なんで知ってるんですか?
そう言おうとしたが、やっぱりやめた。いつか先輩に話したのだろうか?いや、先輩とそんな話するようなことは無かった。
じゃあ、先輩の前で食べたっけ?
いや、先輩とのボイトレ始まってからケーキは食べてない。
じゃあ、なぜ……?
「どした?食わねーのか?」
「食べる!……です。」
勢いでタメ口で喋ってしまい、あとから取ってつけたように言ってみるが、逆にかっこ悪いだけだった。
箱の中にはケーキが二つ。
いちごのショートケーキとチョコのショートケーキ。
私が好きなのはいちごのショートケーキ。
「どっち?」
「いちご」
「ん。」
「……ありがとうございます。」
ご丁寧にお皿とフォークまで用意されてあった。さすが先輩。
お皿に置いてもらったケーキを眺め、写真を撮る。ただの思い出としてだけど。
イマドキ女子みたいにTwitterに上げるわけじゃない。
まずTwitterやってないし。
「お前でも写真撮るんだな。」
「撮るだけです。……Twitterに上げたりとかはしないです。」
「あー、そーなんだな。」
「なんっ……」
なんで知ってるんですか?
そう言おうとしたが、やっぱりやめた。いつか先輩に話したのだろうか?いや、先輩とそんな話するようなことは無かった。
じゃあ、先輩の前で食べたっけ?
いや、先輩とのボイトレ始まってからケーキは食べてない。
じゃあ、なぜ……?
「どした?食わねーのか?」
「食べる!……です。」
勢いでタメ口で喋ってしまい、あとから取ってつけたように言ってみるが、逆にかっこ悪いだけだった。
箱の中にはケーキが二つ。
いちごのショートケーキとチョコのショートケーキ。
私が好きなのはいちごのショートケーキ。
「どっち?」
「いちご」
「ん。」
「……ありがとうございます。」
ご丁寧にお皿とフォークまで用意されてあった。さすが先輩。
お皿に置いてもらったケーキを眺め、写真を撮る。ただの思い出としてだけど。
イマドキ女子みたいにTwitterに上げるわけじゃない。
まずTwitterやってないし。
「お前でも写真撮るんだな。」
「撮るだけです。……Twitterに上げたりとかはしないです。」
「あー、そーなんだな。」