完璧男子に興味なしっ!
頼まれたものは仕方ない。
ため息をついた後、なるべく往復回数が少なくて済むように、私は多めにプリントをかかえた。
「おいおい、無理はするなよ?」
「だ、大丈夫です、これくらい……」
たかがプリント……って甘く見てたけど、結構重い。
そもそも何のプリントなんだろう?
……生徒会からのお知らせ?!
いやいや、刷りすぎじゃない?
生徒会予算節約しなさいよ……!
そんな事を思いながら、私は職員室を出た。
ザワザワと生徒のにぎやかな声がする校内を、フラフラと歩く私。
そもそも、生徒会の人間が各クラスに持って行ってくれてたら、仕事は早く済むってのにー。