完璧男子に興味なしっ!


テスト前でない限り、この図書室はあまり人の出入りはない。


今日も、人の出入りはなくて、本の整理や点検をゆっくりできた。


空いた時間は、カウンターで課題をやって。


そんな事をやっていたら、図書室の閉まる5時。


窓の鍵を確認して、電気を消して、私は図書室の鍵に施錠した。



「図書室の当番終わりましたー」


「おう、ご苦労さん。気を付けて帰れよー」



職員室に寄って、図書室の鍵を返すと、先生に言われた。


頭を下げて、職員室を出て生徒玄関へと向かう。


薄暗い校内に生徒の姿は全くない。


時々、グラウンドから部活中の声が聞こえてくるくらい。


靴をはきかえて、私は玄関を出た。


< 7 / 55 >

この作品をシェア

pagetop