甘々王子にユウワクされて。
☆憧れのひと。
* 。☆ . * . : . + * : ゜+ 。
それから2,3日経った日のこと。
放課後、教室に一人座っていたわたしは、突然開け放たれたドアの音に盛大に驚くことになる。
ぱぁんと大きな音を立てて開かれたドア。
息切れするような吐息も聞こえる。
「え……!?」
驚いて、目を見開いてドアのほうを見てみると、そこには。
「……結羽!?」
しまうまさんの姿が。
部活中なのか、初めてみるTシャツ姿と、上げた前髪。
わたしは驚いたせいで落としてしまった鉛筆を拾って、彼に一応会釈をする。
この時間には誰も来ないと思っていたのに。