甘々王子にユウワクされて。
☆突然消えた彼。
* 。☆ . * . : . + * : ゜+ 。
だけど、そんな気まずさも、すぐに忙しさの中に消えて。
「結羽、大丈夫? ずっと慌ただしくしてるけど」
ずっと教室前でゾンビメイクをして客寄せをしていた木林くんに心配されるほど。
というか、教室前の廊下には文芸部の作品としてわたしの絵が貼られているから、恥ずかしくて走り去りたいって言うのもあるんだけど……。
以前木林くんに見られてしまった絵が……。
まぁ実際忙しいのだけど。
今日は体育館で文化祭の幕開けの挨拶を全校生徒で聞いてから、すぐに部誌の配布に行って。
それから実行委員の集まりに行って、今はリボンが破れたと言ってきた女子生徒のリボンを直すために裁縫道具をとりに走ってる最中。
なんでかお昼から高槻くんには連絡が取れないし。
せっかく交換した連絡先に何度連絡しても、一向に既読がつかない。