甘々王子にユウワクされて。
* 。☆ . * . : . + * : ゜+ 。
そしてわたしが侑心くんに連れられてやってきたのは、学校のすぐ近くにある大きな病院。
わたしは帰るといったのに……侑心くんは、ゆうに会ってくれと言って聞かなかった。
「神原ゆうひと面談お願いします」
そう言い部屋番号を聞くと、急ぎ足で行ってしまう侑心くん。
だけど時々振り返ってわたしを気にかけてくれる。
……ゆうひさん。
どんな人なんだろう。
着いた病室をノックすると、ドアを開けてくれたのは高槻くんだった。
「……早かったな。入って」
そう中に通してくれた。
ベッド際の椅子に腰を掛ける。