how to love

次の日－
｢流莉亜ちゃん、おはよ！｣
『おはよ』
手話でやりながら口でもそう言った。
｢ねーねーねー、聞いて!!｣
元気な男の子が教室に入ってきて私ぶつかってきた。
｢あ、ごめん。大丈夫？｣
『大丈夫だよ』
手話と口で言った。
｢え、それで大丈夫って意味なの？｣
笑顔で私が頷くと男の子は眩しいくらいの笑顔で笑った。
きっとこの子モテるんだろうな。
｢俺、桐野大哉。よろしく！｣
大哉くんに手を出され、周りの女の子を視線を感じ戸惑った。
｢おい、大哉ー、もしかしてタイプか？｣
茶化すように隣にいた男の子が言ってきた。
｢こいつ彼女と別れたばっかなんだよねー｣
｢おい余計なこというな！｣
仲良さそうにじゃれ合う2人。
｢山田飛斗よろしくね〜｣
チャラいなぁ、都会っぽいけど。