how to love
次の日―
朝、校舎を歩いてると何故かみんなの視線を感じた。
教室に入ったとき、その視線の原因がわかった。
みんなが携帯と私を交互に見ながらなんか言ってる。
囁き声だから何言ってるか聞こえない。
「流莉亜ちゃんさー、ちょっと調子乗りすぎじゃない?」
まだ話したことない女の子が言ってきた。
見た感じ、リーダーっぽい。
「これ、どーゆーこと?」
見せられた携帯画面には私と唯翔くんが教室で話していた時の写真、そして同じマンションに入っていく写真があった。
「あーれ?水野なにやってんのー?」
昨日と同じテンションで飛斗くんが教室に入ってきた。大哉くんが隣から現れ、女の子から携帯を奪った。
「あー、これか」
「いるよねー、こういうことでしか自分の地位感じられないやつ」
女の子に携帯を返し、2人はそのまま仲のいい男の子の元へと行ってしまった。
「あれ、なにやってるの?」
後ろから唯翔くんがきた。
「あ、唯翔くんおはよ」
一気に声色が変わる女の子。
「おう」
唯翔くんは手を挙げただけ。
「流莉亜ちゃんおはよ」
おはようと言いながら手話をしてきた。
驚きながらも手話で挨拶を返した。
唯翔くんが自分の席についたのを確認し、女の子は私の耳元で
「唯翔くんのこと絶対渡さないから」
そう告げられた。
怖いというより、本当にこういうことがあるんだという驚きの方が大きかった。
朝、校舎を歩いてると何故かみんなの視線を感じた。
教室に入ったとき、その視線の原因がわかった。
みんなが携帯と私を交互に見ながらなんか言ってる。
囁き声だから何言ってるか聞こえない。
「流莉亜ちゃんさー、ちょっと調子乗りすぎじゃない?」
まだ話したことない女の子が言ってきた。
見た感じ、リーダーっぽい。
「これ、どーゆーこと?」
見せられた携帯画面には私と唯翔くんが教室で話していた時の写真、そして同じマンションに入っていく写真があった。
「あーれ?水野なにやってんのー?」
昨日と同じテンションで飛斗くんが教室に入ってきた。大哉くんが隣から現れ、女の子から携帯を奪った。
「あー、これか」
「いるよねー、こういうことでしか自分の地位感じられないやつ」
女の子に携帯を返し、2人はそのまま仲のいい男の子の元へと行ってしまった。
「あれ、なにやってるの?」
後ろから唯翔くんがきた。
「あ、唯翔くんおはよ」
一気に声色が変わる女の子。
「おう」
唯翔くんは手を挙げただけ。
「流莉亜ちゃんおはよ」
おはようと言いながら手話をしてきた。
驚きながらも手話で挨拶を返した。
唯翔くんが自分の席についたのを確認し、女の子は私の耳元で
「唯翔くんのこと絶対渡さないから」
そう告げられた。
怖いというより、本当にこういうことがあるんだという驚きの方が大きかった。