ずっと奏でるよ〜音を風にのせて〜

中学生の春

桜が舞いつつ私は、中学校の入学式の真っ最中校長が話している中


「校長の話、長いな〜帰りた〜い」


小声でつぶやくと隣に座っていた男の子が


「ハハハハ、たしかにそうだな」


「え?」


その男の子は形の整った顔立ちにすらっとした背...これは女子騒ぎそ〜


「あぁ、ごめん、俺、 颯太よろしく」


「あーうん、私は、柚琉よろしく」


わぁよく見るとイケメンだなぁ…


「新入生退場」


入学式が終わり教室に戻り、席についた途端、後ろからどつかれた


「ゆーずる!クラス一緒になったね!よかったぁ」


入江 澪幼稚園からの仲でいわゆる幼馴染み


「ねぇねぇゆずるー悪いんだけどさ今日ちょっと用事があるからひとりで帰ってくれるかな?」


「そうなの?いいよ、わかった」


私はすんなりOKした


「おりがとぉ〜、あっそうだ今度またヴァイオリン聴かせてね!私ゆずるのヴァイオリン好きなんだぁ〜なんせ、天才ヴァイオリ二ストだしね〜」


私は小さい頃からヴァイオリンを習っているまぁ、そこそこ賞はとっている


「もうからかわないでよ〜天才じゃあないよ〜じゃあまた今度聴かせるから家においで」


「わぁ〜ほんと〜?いくいく〜!」

みおと約束したあと先生がきて連絡が終わり次第2-Cは帰宅した
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