【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
そんなことを考えている間にも、肌が露になっていく。
「恥ずかしいなら目つむってろ。朝だし何もしねぇよ」
「う、ん……」
蓮央の言う通り目を閉じ、俯く。
上が脱がされ、下着だけになる感じがする。
そのすぐ後、柔軟剤の香りがするカッターシャツに袖を通され、目を開けてしまった。
蓮央がボタンを留めながら私に目を向ける。
「咲誇の体、すげぇキレーだった」
「み、見たのっ!?」
「見た」
「......」
恥ずかしすぎて死んじゃう…。
「よし、上終わり。次、下な」
「ちょっ…!?」
腰に回された手が太ももをなぞる。
私の肩に顎をのせ、器用に脱がせていく蓮央。
悔しいけど、慣れてる…。
でもスカートを扱うのは(当たり前だけど)慣れていないようで、四苦八苦していた。
「スカートってこんなに面倒くせぇのか…」
「私にとってはそうでもないけど...」
確かに、履かせるのは難しいかも?
やったことはないけれど。