【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
どうするべきかと頭を悩ませていると。
「……お前ら帰れ。二度と来るな」
「じゃないと僕らが潰すよ?」
今までずっと黙っていた歩と真浩が、低く言って立ち上がった。
「あ゙…?お前ら、もしかして……」
「数年前あたしらにやられたヘボコンビ?」
京也と沙奈も立ち上がる。
「おもしれぇじゃん。またやられようっての?」
「あの時とは違う。必ず勝つ」
「相変わらず可愛い顔してるのね~♪」
「少なくとも君よりはね」
火花を散らし始める4人。
け、喧嘩が始まりそう……!
「行くぞ!!」
や、ヤバイッ!!
「や、やめてっ……!」
拳を振りかざした京也を止めようと駆け出した、そのとき。