【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー


沙奈の落とした鉄パイプに躓いてバランスを崩した。



「わっ……!」


「うわ!?」



──ドスンッ!!



転んだ衝撃で、反射的に目を閉じる。


でも、不思議と痛くない。



「……?」



なんだか温かくて、そっと目を開けると。



「ってぇ……」



目の前に、京也の整った顔がある。


とてつもない至近距離で、あと数センチで唇が触れる距離だ。
< 120 / 447 >

この作品をシェア

pagetop