【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「っ……!!?」
びっくりして一歩も動けない。
「……ん?咲誇…?」
私の目を見た京也は、あっという間に顔を赤くした。
「お前!な、離れろよ……!」
「ご、ごめん……」
京也の態度に戸惑いながらも慌てて立ち上がって後ずさりした。
京也はパンパンと砂埃を払って立ち上がり、沙奈の腕を引いた。
「沙奈、帰るぞ」
「えぇ!?いいの?こいつら潰さなくて」
「どうでもいい。邪魔したな」
「ふーん……。じゃあね、蓮央くん♪」
京也は沙奈を引っ張って倉庫から出て行った。