【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー



「泣くなよ……いや、俺が泣かせたんだよな。悪ぃ、咲誇……」


「蓮央……」


「なんか俺、意地張ってた。アイツがお前に触れたのが妙にイラついて…」


「ごめん……蓮央」



蓮央の背中に手を回して、私も抱きしめた。



「蓮央のこと、大好きだから。それだけは絶対に変わらない」


「分かってる……俺も、お前以外を好きになることはない」



2人でいれば、大丈夫だよね。


あの2人に……私たちの繋がりは切れない。



「咲誇、飯作ってくれ。その後学校に送ってく」


「うん!」



手早くご飯を用意して、蓮央が食べている間に支度を済ませた。


並んで歯磨きをして、マンションを出る。
< 126 / 447 >

この作品をシェア

pagetop