【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「泣くなよ……いや、俺が泣かせたんだよな。悪ぃ、咲誇……」
「蓮央……」
「なんか俺、意地張ってた。アイツがお前に触れたのが妙にイラついて…」
「ごめん……蓮央」
蓮央の背中に手を回して、私も抱きしめた。
「蓮央のこと、大好きだから。それだけは絶対に変わらない」
「分かってる……俺も、お前以外を好きになることはない」
2人でいれば、大丈夫だよね。
あの2人に……私たちの繋がりは切れない。
「咲誇、飯作ってくれ。その後学校に送ってく」
「うん!」
手早くご飯を用意して、蓮央が食べている間に支度を済ませた。
並んで歯磨きをして、マンションを出る。