【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「ねぇ、蓮央……」
バイクを運転する蓮央にしがみつきながら、彼の背中に顔を押し付ける。
「京也と沙奈…また倉庫に来るのかな…?」
「来ても、咲誇には指一本触れさせない」
「蓮央も、沙奈に抱きつかれないでね……」
「お前が常に俺の傍にいればいい」
蓮央らしい考え。
フフッと笑って、目を閉じた。
蓮央以外、有り得ないよ……。
わたし達は、永遠だよね?
離れるなんて、考えられない。
・・・そう、思っていた。
このときは。