【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー



「もう一回だ。キスの時間を長くすれば効果は長引くか実験する」


「えぇっ!?嫌だよ!!歩きたいよ!」


「じゃあお前が俺にやって?」


「やり方、知らないし…」


「教えるから」



両手首を片手で掴まれて拘束される。



「立てなくするツボは、舌の裏だ。そこに刺激を与えんだ」


「し、舌絡めろってこと!?」


「そーいうこと」



無理に決まってるよ…


今まで一度も、自分からしたことないのに!



「今日は学校休んでいいからやれ」


「それじゃあ制服に着替えた意味無くない!?」


「咲誇を脱がせられたから俺得じゃね?」


「さいてー!!」


「分かってるだろ、そんなこと」



逃げ出そうと必死でもがくも、あいたほうの手で後頭部を掴まれて身動きが取れない。



「早くしねぇと俺がやるぞ」


「やだ!」


「じゃあやって?」


「やだ!!」


「今日は随分強情だな」


「蓮央が朝から俺様すぎるの!!」

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