【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「で?他にもあんの?」
「あ……えっと、何で私たちに関わるの?」
「お前が好きだから。あと、No,1を取るため」
真面目な顔で言われ、昨日圭太に言われたことを思い出した。
『警戒しろ。お前は隙がありすぎる』
慌てて一歩下がる。
すると、京也は笑って手をヒラヒラと振った。
「そんな警戒すんなって。何もしねぇ。好きな奴は傷つけたくないからな」
「好きって……ホントに私を好きなの?」
「もちろん」
・・・信じられない。
ただ単に、【睡嵐】を潰すために私に近づいているのではないかと思う。
「信じないならそれでもいい。けど、さっきお前が襲われてるの見て、マジでコイツ殺したくなった」
京也がまだ倒れている男を指して言う。