【続】Am I What Colors?ｰ現姫の戦いｰ

「納得いかねぇよ、何で咲誇はそいつにつく？そいつが好きなのか？」


「何でそうなるの？私は蓮央が好きって言ったじゃん！」


「それなら何で正直に言わねぇんだよ！！」


「っ……」



そう言われると、何も言えない。


分かってる。


私が悪いの。


すぐ言わなかった、私が悪い。


でも……それと、私が京也を好きっていうのは繋がりがないと思う。



「蓮央は何がいいたいの？私が、京也に心変わりしたとでも？」


「それしか考えられねぇだろ」


「そんな……ひどいよ！」



目から涙が溢れる。


私が好きなのは蓮央だけだって、言ったのに。



「蓮央……お前考え過ぎだろ」


「黙ってろ、圭太」



蓮央の視線は京也に移る。



「てめぇ……どんな手使った？」


「何もしてねぇ。助けただけだ」



平然とした態度の京也にイラついたのか、蓮央はその胸ぐらを掴んだ。