【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「何だ?」
「…ひゃへれ、なひ……」
「はぁ?ひゃへれなひって何だ?」
「ひゃへれ、なひの」
「...まさか」
そうだよ、その『まさか』だよ!!
「ろれつ回らないのか?」
こくりと頷いた。
私は、『喋れない』って言おうとしたの。
「まじか。諒真、やりすぎだろ…」
「へほ……」
「…もしかして、俺呼んだ?」
「ん……」
「分かりずれぇな」
苦笑いした蓮央は私を抱いてまたソファーに座る。
そしてスマホを取り出し、誰かに電話をかけた。