【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
うーんと考え込んでいると、蓮央が私の頭をポンと叩いた。
「とりあえずお前は今日は寝てろ。明日学校に行け」
「ん」
寝てろっていうか、寝るしかないんだよね。
動けないから。
本当は【睡嵐】の倉庫に行って暴れる予定だったのに。
「俺もここにいてやる……と言いたいところだが、今日はあいにく北苑と話があってな。悪い、待ってろ」
「ん」
「助かる」
蓮央は私に軽くキスをして、部屋から出ていった。