【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
今日は珍しく裏門に変な奴らがいなかったので、生徒玄関に無事たどり着くことができた。
案の定、玄関にはたくさんレディースやヤンキーが居座っている。
しかし。
「きゃあ!【睡嵐】の姫様!!」
「今日は蓮央様はいないのかしら?」
「やべぇ超可愛い!!」
「本田さん俺と付き合ってください!」
わらわら寄ってくるレディースとヤンキー。
世界No,1だった【桜蘭】を倒したわたし達は、なぜか崇拝されている。
おかげで毎朝こんな状態だ。
邪魔くさい。
「どいて」
睨みをきかせてそう言うと、一瞬で道をあけてくれるそいつら。
「ありがと」
軽く礼を言って、いつもの空き教室に向かった。