【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
圭太は怯まず、俺に言う。
「アイツを守る自信がないから、京也に任せて逃げてんだろ?泣かせたくねぇ、悲しませたくねぇって言い訳ばかりしやがって。そんなんだから京也にとられんだよ!!」
──ガァンッ!!!
目の前のテーブルを蹴り飛ばし、立ち上がる。
圭太の胸ぐらを、思い切り掴んで締め上げた。
「……喧嘩売ってんの?俺に」
「ハッ…!誰が。今のお前にはそんな価値ねぇ」
「んだと?」
「好きな奴も守らねぇで他人任せにするクズに売る喧嘩なんてねぇんだよ!!」
「………前言撤回。俺がお前に喧嘩売る」
言い終わると同時に、圭太を殴りつける。
本気で、思い切り。