【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
──ガタンッ!!
圭太が、床に倒れ込む。
口元の血を拭いながら、俺を睨みつけた。
「逆ギレかよ、蓮央。図星か?」
「お前ムカつくんだよ。俺の何を知ってんの?」
「さぁな。でも、これだけは言わせてもらう。……咲誇の気持ちも考えろ」
『咲誇の気持ちも考えろ』・・・?
京也との会話が、蘇る。
『咲誇の気持ちも少しは考えろっつってんだ』
……は?
なに、何なんだ?
意味分かんねぇ。
気に食わねぇ。
再び圭太の胸ぐらを掴み上げ、怒鳴る。
「…お前には、咲誇の気持ちが分かるってのかよ。アイツが今何を思っているのか、分かんのかよ!!」
それなら、教えてくれ。
アイツは何を思ってる?
何を求めてる?
誰を……愛してる?