【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー



白い空間の中、一人になった私。


これから何が起こるかなんて予想もつかない。



──ピンポーン……



また、チャイムが鳴った。


数秒して、玄関のドアが開く音が聞こえた。



「……何だよ」



京也の声。


タメ口ってことは、知り合いかな。


呑気にそんなことを思っていたけれど……そのすぐ後、私は訪問者の正体を知ることになる。



「咲誇はどこだ、京也」



ドクンッ……



私を呼ぶ、低い声。


ずっと聞きたかった、愛しくて、哀しい……




蓮央の声。




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