【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
そろそろと振り向くと、見えるのは青い髪。
驚きの表情で、蓮央が私を見つめて固まっていた。
その後ろでは、京也が呆然と立ち尽くしている。
「お前……何、してんだよ…?」
「あ、はは……」
頬を引き攣らせながら笑い、私も硬直する。
「咲誇……」
蓮央が、一歩踏み出す。
それに合わせて、一歩下がる。
また近づかれ、また下がる。
それが続いて……私は、あっという間に壁際まで追い詰められてしまった。