【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー



そろそろと振り向くと、見えるのは青い髪。


驚きの表情で、蓮央が私を見つめて固まっていた。


その後ろでは、京也が呆然と立ち尽くしている。



「お前……何、してんだよ…?」


「あ、はは……」



頬を引き攣らせながら笑い、私も硬直する。



「咲誇……」



蓮央が、一歩踏み出す。


それに合わせて、一歩下がる。


また近づかれ、また下がる。


それが続いて……私は、あっという間に壁際まで追い詰められてしまった。


< 253 / 447 >

この作品をシェア

pagetop