【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「諒真…いいのかよ?コイツら巻き込んで……」
「んー、2人がいいならいんじゃね?こっち的には、人多いほういいだろ?」
「……お前ってたまに正論言うよな」
「たまにって何だよー」という諒真さんの声を無視し、圭太は2人に確かめた。
「…いいんだな?下手したら死ぬ戦いだ。後から喚いたって遅いぞ」
常人なら震え上がってしまうような脅しを含ませたその言葉も、京也と沙奈には無効のようで。
「これまでに何度も死にかけてきたんだ。今更怖くなんかねぇよ。な、沙奈!」
「あったりまえ。てか、あたしらが負けるわけないしね!」
「そーいうこと」
自信満々に言い切った2人には敵わないと思ったのか、圭太が諦めたようにため息をついた。
「はぁ…。分かったよ。引けって言っても引かない奴らだもんな、お前ら」
「まぁな、譲れないもんは譲らない」
「それがあたしたち、【阿吽】だし?」
おぉ、さすが双子。
息ピッタリだ。