【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
chapter8 計画
□私ですか
数日後、例の倉庫にて。
「おぉ、似合ってるぞ、咲誇」
「すげー変わったなぁ」
「いつもと違う雰囲気だね、可愛い!」
本来なら喜ぶべきであろう、褒め言葉。
しかもこんなイケメンたちに言われたら、世間の女子はきっと真っ赤になって「そんなことないですよぉ」とか言うんだろう。
私もきっと、『普通』の状況だったら、少なからず赤面していたであろう。
・・・『普通』の状況だったら。
そう、あくまでも、『普通』だったらだ。