【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「私は、どうすればいいの?」
『そうだな……。とりあえず、構造を知るのが目的だから、その階を歩き回れ。そのあとまた指示する』
「はーい…」
圭太の言うとおり、20階をくまなく歩き回ってみる。
意外に広くて、足が疲れた。
これまさか、他の階もやれなんて言わないよね……?
お願いします、やめてください。
そんなことを祈りながら一通り終わって、さっきの場所に戻ると。
「あっれ〜?さっきの女じゃーん!」
「お、ほんとだな!奇遇〜」
「運命ってやつじゃね?ハハハッ!」
・・・げ。
さっきの変態野郎ども。
無理、関わらないで!!
逃げようと方向転換をすると、背後には既に男が立ちふさがっていた。
……ヤバイ、完全に囲まれた。