【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「名前なんていうの〜?」
目の前に立っているキモ男Aが尋ねてくる。
気持ち悪い!!
ちょ、手とか触るな。
振り払ってやりたいぃぃ!!
「あらお兄さんたち、奇遇ねぇ♡」
必死に『軽くて色気のある女』を演じ、ひたすらニコニコしながらさりげなくキモ男Aの手を叩き落とした。
「俺らと遊ばね?すこーしだけ、さ!」
「いえ、用があるし……」
「いいから行こうぜ、イイコトしてやるからよ」
キモ男Bに無理やり肩を抱いて歩かせられ、怒りは爆発寸前。
……この変態ども、どうしたものか。
とりあえず、部屋に連れ込んで、そっから殺るかな。
ビル内の監視カメラは切ってあるらしいし。
よし、そうしよう。