【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「そういうことなら、こっちがいいな」
「そうだな!」
「いいじゃん、そこにしよう」
キモ男3人組は軽い足取りでスキップしながら、私をある部屋に連れ込んだ。
無駄に煌びやかな、豪華な部屋。
何これ。
VIPルーム?
「……きゃ!」
呆然と中を見ていたら、ベッドの上に突き飛ばされた。
うつぶせになった状態の私の上に、キモ男たちが馬乗りになる。
そして、鼻息を荒くさせながら、丸見えの肩や脚、胸をなぞりはじめた。
「ひっ……!!」
ゾワワワッと、鳥肌がたつ。
もう無理、限界!!
──バキッ!!
押さえつけられていなかった腕で、頭上にいたキモ男を殴りとばす。
あれは多分、キモ男Aだな。
「「え?」」
BとCが固まっている隙にスルリと抜け出し、脱がせられかけていたドレスを直す。
「……お前、何をっ…ぐはっ!!」
振り向いたBを蹴り飛ばし、ついでにCも蹴飛ばしてやった。
3人山積みになって、あっという間に瞬殺。
あーあ、ヤクザのくせにやりがいのない。
若干物足りなさを感じながらも、3人をまとめてシーツで縛ってシャワールームに押し込んだ。
これでしばらくは見つからないはずだ。
よし、完了っと。