【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
『……咲誇、大丈夫かよ?』
圭太の声が耳元から聞こえてきて、今の状況を思い出した。
そうだ、私、潜入してたんだ。
危うく忘れるとこだった……。
「大丈夫だよ、圭太」
『そ、そうか?何か襲われてるみたいだったけど』
「大丈夫、大丈夫。10秒で殺ったし」
『さすが咲誇』
そんな会話をしつつも警戒しながら、部屋の外に出た。
見慣れない風景。
さっきまでいた場所とは違う。
「……ね、圭太。ここどこ?」
『ちょっと待て…えーと……あ、あった。
そこはいわゆるお楽しみ専用の部屋だな』
「お楽しみ?」
『要するに、ヤるオヤジどもが女を連れ込む部屋』
「あーはいはい」
嫌だな、私そんな部屋に連れ込まれてたんだ。
気持ちわる。