【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
□仲直り
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「……ということで、今日からここでお世話になります!九條奈緒です!!」
ここは、【睡嵐】の倉庫。
目の前には、にこやかに立っている茶髪ボブの美少女。
その隣に、背の高い銀髪の彼。
周りでは皆が唖然としている。
...何でこうなったんだっけ?
「おい先輩、どういうことだよ」
歩が諒真さんに詰め寄る。
ちょこんと立っている奈緒の肩を抱いて、彼は堂々と言った。
「奈緒は本当に反省してる。今日だって、さっきーに謝りたいって来たんだからな」
「そんなの信じられるかよ」
歩が訝しげに奈緒を睨みつけると、奈緒は真っ直ぐに私を見据えた。
「咲誇さん」
諒真さんの腕からするりと抜け、私の前に立つ。
「あたし……言い訳するつもりは、ありません。どんな理由があろうと、咲誇さんにしたことが最低なことっていうのは分かってますから」
私を見るその目には、迷いとか、後ろめたさとか、そんなもの微塵も感じられなくて。
ただ、私と向き合おうとしていることだけが伝わってきた。