【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「……だからさ、少し協力してくんね?」
沢口啓明の顔が、妖しく歪んだ。
何…!?
私は直感的に身の危険を感じ、後ずさりをする。
「協力、って…?」
「諒真を殺るために、力を貸して欲しいんだわ」
「は……!?誰が、アンタなんかのために!」
「やりたくないってことか?」
当たり前でしょ。
そう思いながら大きく頷くと、沢口啓明は軽くため息をついた。
「……仕方ねぇな。この手はあまり使いたくなかったんだけど」
そして、彼の目が私を捉えた瞬間。