【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
『それが本当に睡嵐姫なら…受けていいぞ』
「疑うんだったらその目で確かめて下さいよ、聖夜さん」
『疑ってなんかいねぇよ、啓明の言うことだし。……で、いつ行けばいい』
「今すぐ、お願いします」
『マジか。 おっけ、今から出るわ』
「はい、失礼しまーす」
ポンポンと話を進めて電話を切った沢口啓明。
今の会話、一体何……?
「沢口啓明、今のって…」
「ん?知り合いの聖夜さんって人だ」
聖夜?
誰だし。
知らないし。
ていうか名前を聞いてるんじゃないし。
「……何で私の名前が出てくるわけ?」
「あぁ、聖夜さんは前からお前を狙っててな。いい機会だから……な?」
「はっ!?」
いや、「な?」じゃないし!!
意味分かんないし!!
何言ってんのこいつ!