【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
□救出
──バァンッ!!
突然響いた大きな音に、驚いて辺りを見回す。
しかし、肝心な、音のした方向は死角になっていて全く見えない。
私の上にいる変態男は、ドアの方を見て薄く笑っているし。
一体、何が起こったの?
「……やっぱり来たか、青髪の蓮花」
変態男が低く言う。
青髪の蓮花……?
それって、確か、蓮央のあだ名じゃ……?
・・・ま、まさかっ!?
確かめようとして思わず上半身を起こそうとすると、手錠がそれを邪魔する。
あぁもう、うざったい!!
この手錠ぶっ壊してやる!
……と、手錠と格闘していると。