【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー




「咲誇!!」


「あ……蓮央…」



駆け寄ってきた蓮央たちを呆然と見上げると、蓮央に抱きしめられた。



「何してんだよお前…!俺を殺す気かよ!!」


「ご、めん…避けるしかないと思って……」


「……マジで死ぬかと思った…」



はぁぁと息を吐きながら私の肩に顔を乗せる蓮央。


……なんか、すごく心配かけたみたい。


申し訳ない…



「咲誇……あのさ」



蓮央が、何かを言いかけた時。



「っ、お前ら!まだ終わってないぞ!!」



組長が立ち上がり、落ちていた銃を拾おうと駆け出した。


……しかし。



「させるかよ」



歩によって拳銃はこちらに蹴り飛ばされ、組長はあっけなくスライディング。


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