【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー

苦笑いすると、諒真さんがベリッと私と奈緒を引きはがした。



「お前ら、いつまでくっついてんだよ!」


「諒真さん、私に嫉妬してるの?」


「ち、ちげぇよ!!つーか奈緒は俺のだからな!」


「……へぇ?」



そばで聞いていた圭太や歩たちがニヤニヤしはじめる。



「諒真、いつからそんな溺愛王子になったんだよ」


「女好きに見えて実は女嫌いの先輩が、まさかそいつにねぇ…」


「う、うるせー!!」



珍しく赤くなった諒真さんは、つい余計なことを言ってしまう。



「圭太だって歩だって、零羅のことが好きすぎて溺愛しまくってるくせに!!そんなこと言ってると俺がとっちゃうからなー!!」


「「殺すぞ」」



圭太と歩の目に殺気が宿り、諒真さんがビビって蓮央の後ろに隠れた。



「蓮央、助けろ!!」


「無理」


「薄情者ぉぉ!!」

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