【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「…歩、諒真、ストップ。このままだとお前ら2人の関係がヤバくなるし、何より咲誇が死ぬ」
け、圭太……
ありがとう…
安心したせいか、張っていた気が途切れて、視界が暗くなっていく。
あ……これヤバイやつかもしれない…
致命傷×2だもんね、どう考えてもヤバイよね。
あのロリコン変態男……次会ったらその整った顔を逆美容整形してやる…
「諒真、とりあえずお前はお前の親父を愛しの歩と協力して拘束しとけ」
「あっ!!やべぇ、そうだった!!やるぞ歩!」
「分かりましたから手離せ」
「沙奈が行ってから結構経つけど…救急車、きたか?」
「……ピーポーピーポーって音なら聞こえるけど、違うかな?」
「真浩お前まで馬鹿やってんじゃねーぞ。……とりあえず来たな。咲誇──…」
みんな、無事で良かった……
もし死んだら、ごめんなさい…
蓮央がこちらを振り向いた瞬間、私の思考は完全に途切れた。