【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
□からかった結果
次の日。
生い茂る木々、遠くに見える雪の積もった山。
空は青く澄み渡り、雲一つない。
「来たぜ!!白馬村ぁぁ!!!」
私たちと少し距離を置いたところでガッツポーズをとっているのは、諒真さん。
あまりにもハイテンションなので、恥ずかしくて近寄りたくない。
「ねぇママ、あの人なぁに?」
「しっ!見ちゃいけません!!」
親子の会話が遠く聞こえる。
「…圭太、諒真を連れてきたのは間違いだったんじゃ?」
「......かもな」
蓮央と圭太がため息をつき、歩と真浩は車の中で爆睡している。
ちなみに、圭太の家の専属運転手さんに車で送ってきてもらった。