【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
圭太の大きな車に乗り込み、自然に囲まれた道を走ること30分。
「着いたぞ」
そう言われて外を見ると。
目の前にある綺麗な白塗りの木造家屋は、窓が緑色のラインで囲まれている。
そんな家が見事に木々に覆われていて。
「すごい……」
まさに、その一言だった。
「すごくなんてねぇよ。これでも小さめのを選んだんだ」
「これで!?普通に大きな一軒家だけど……」
「親父の別荘はこれの10倍くらいの広さだよ」
「すご……」
もはやレベルが違いすぎる。
そういえば、圭太はお父さんの話をしないなぁ……。