【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「圭太圭太!!入っていいか!?」
「はいはい、どーぞ……ってもう入ってるじゃねぇか」
諒真さんたちが白い建物の中に駆け込んで行く。
私たちも、それに続いてお邪魔した。
「わ、綺麗…」
別荘の中は、とっても綺麗。
窓からは緑が覗いていて、木でてきたフローリングがひんやりしている。
「はいここ俺の部屋〜!!」
「あっ!!先輩ふざけんな!!出ろ!!」
「そうだよ、そこは僕と歩の部屋!!」
「何っ!?お前らホモかっ!?」
「「ぶっとばす!!」」
「はぁ…。咲誇、蓮央、こっちだ」
ドタドタ走り回る3人を一瞥し、圭太が私達を手招きした。
連れてこられたのは、大きな二人部屋。
キングサイズのベッドの威圧感が…。
「ここがお前たちの部屋。荷物はもう運ばせておいてあるから、ゆっくりしろ」
「サンキュ、圭太」
「おぅ。右隣が俺と零羅の部屋で、その隣が諒真たちだから、何かあったら言えよ」
「了解」
バタンと扉が閉まると、部屋に静寂が訪れた。