【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「……広いな、この部屋」
「だね…」
無駄に広い部屋を見回すと、隅に荷物が置いてあった。
窓から陽の光が差し込み、シャンデリアがキラキラ輝いている。
その眩しさに目を細めていると、蓮央にひょいと担がれた。
「えっ、ちょ、蓮央っ!?」
蓮央の背中を叩くも、いとも簡単に運ばれてベッドの上に放り出された。
起き上がろうとしたら、蓮央が私に馬乗りになる。
「蓮央!!待って、何!?」
「何って、お仕置き?」
「はぁ!?」
「さっき言ったこともう忘れたのかよ」
さっき言ったことって……
ま、まさか…!?
「寝かせないって、今からなのっ!?」
「当たり前」
妖艶に微笑む蓮央。
私が着ている薄手のカーディガンに手をかけた。
「だ、ダメ!!」
脱がされまいと必死で身をよじっても、呆気なくはぎ取られてTシャツ1枚に。
「ま、待って…!」
「だめ。待たない」
長い指が太ももをなぞり、ショーパンの裾から滑り込んでこようとしたとき。