【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
あまりの凄さに圧倒されていると、後ろから肩を叩かれた。
「咲誇」
振り返ると、蓮央と圭太と零羅さんが立っている。
蓮央は髪の色に合わせた青い水着を着ていて、割れた腹筋が格好いい。
シルバーのネックレスが、いい感じにオシャレだ。
さすが蓮央…。
「何見てんだ変態」
「ばっ…!違うし!!」
まさか見とれていたとは言えず、慌てて目を逸らす。
「咲誇ちゃん可愛いね〜!似合うと思ったんだよね、それ!!」
うんうんと満足げに頷きながら零羅さんが私を眺める。
そんなに見られると恥ずかしい…。
「零羅さんだって、その水着似合ってますよ」
「ほんと?ありがと〜!男って水着褒めてくれないからさ、嬉しい!」
「あ、それ分かります!」
言いながら、私は蓮央を、零羅さんは圭太を見上げる。