【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「お前ら、補導されたんじゃ……?」
「え?あぁ、それ俺らと同じ髪の色の2人組が起こした喧嘩すよ」
「僕たちがそんな馬鹿なことするわけないよー」
ソフトクリームを舐めながらニコッと笑う真浩。
じゃあ、圭太たちは……無駄足ってこと?
「圭太たちがそれがお前らだと思って迎えに行ったぞ」
「えぇ!?そんなぁ!!」
「圭太さん……。俺ら信用ねぇな……」
ガックリと肩を落とす2人。
ソフトクリームがぺしゃりと落ちた。
「……ま、文句は圭太が戻ってきたら言え」
二人の頭をポンポンなでて、蓮央は私の手を引いた。