【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「絵里が、俺と咲誇を会わせてくれたのかもな……」
「うん……きっと、そうだよ」
「絵里に感謝だな」
絵里さん…ありがとう……
絵里さんの想い……ちゃんと分かってます。
蓮央の幸せが、私や絵里さんの幸せ。
だから……私は、責任をもって、彼を守ります。
幸せにするって、約束します。
そう誓い、蓮央の手を握り締める。
「どうした?咲誇」
「ん、何でもない。蓮央は私が守るって、絵里さんに誓ったの」
「……バーカ。それはこっちのセリフだ。お前のことは、俺が一生守る。絵里に誓った」
見つめ合い、お互いに笑った。
蓮央が、私の中で、いつの間にかなくてはならない存在になっている。
きっと、蓮央の何か一つでもかけたら生きてはいけない。
「蓮央、さっきー!」
後ろで諒真さんたちが呼んでいる。
「行こう、咲誇」
「うん」
この幸せが、いつまでも続きますように……