【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー
「でも、蓮央さん……あいつら、ここに来るって言ってました……ゲホッ…!!」
「無理すんな、仁。休んでろ」
圭太が安心させるように言うと、仁は少し頷いて眠ってしまった。
それを見計らい、蓮央が圭太に話しかける。
「圭太…あの2人が来たらやべぇぞ」
「あぁ、話し合いで解決するしかねぇな」
まさか、暴走族の口から『話し合い』の単語が出るなんて……
でも多分、その総長たちには通用しないんじゃないかな?
「無理だろ。仮にも族なんだから」
「……だな」
な、なんか諦めた感じの雰囲気が流れてる……。
確かに、状況はいいとは言えないけど!