【続】Am I What Colors?ー現姫の戦いー


「でも、蓮央さん……あいつら、ここに来るって言ってました……ゲホッ…!!」


「無理すんな、仁。休んでろ」



圭太が安心させるように言うと、仁は少し頷いて眠ってしまった。


それを見計らい、蓮央が圭太に話しかける。



「圭太…あの2人が来たらやべぇぞ」


「あぁ、話し合いで解決するしかねぇな」



まさか、暴走族の口から『話し合い』の単語が出るなんて……


でも多分、その総長たちには通用しないんじゃないかな?



「無理だろ。仮にも族なんだから」


「……だな」



な、なんか諦めた感じの雰囲気が流れてる……。


確かに、状況はいいとは言えないけど!
< 94 / 447 >

この作品をシェア

pagetop