SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−
少しすると陽菜が来た。
「ごめんごめん。また遅刻だあ〜ここ私がおごるわ!!って、眞実大丈夫?なんか顔色悪いよ?」
「全然!それより早く飲み物頼みな!!」
私は陽菜にまで嘘をつくのかな。
陽菜は全然、先生について
聞いてこなかった。
陽菜自身も聞いたらダメだと
分かってるのか。
よく分かんないケド。
「ねえ?眞実。いやなんでもないんだけどさ‥‥最近どうなの?イロイロさ。」
陽菜は気を遣ったように
話してくれた。
「最近は‥うーん。色々考えてる!将来のこととか‥恋は‥‥‥もう無理かも。」
「眞実?今は言えないケド、自分に嘘ついちゃダメ。それしか言えない。自分犠牲までして、好きな人の幸せ祈ることは、幸せじゃないよ。むしろ、弱虫だし‥逃げてるだけ。」