SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−


体調が悪いだけかと
思ったけど、
違ってた。



眞実はまた、一人で
抱えこんでた。




辛いなら言ってくれれば
いいのに。







一人で抱えこんで
泣いて‥‥‥

馬鹿だよ。




そして、先生から
退部届けを出したことを
聞いた。


「大嫌いになった。」



そう言ったことも。


眞実は不器用だなあ。
まっすぐすぎだよ。

だから私は先生に
賭けを出した。



「今度、先生と彼女でこの喫茶店きて。そこでけじめつけて、先生。」


そういうと、

「わかった。」



と先生は言った。


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