SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−


先生がこっちに近付いてきた。


「山村頑張ってるな。」


そう言われても
私は返事をしなかった。


「機嫌悪いのか??さっきは横で楽しそうに、屋台の準備してたのに‥‥」


すると先生は辛い顔をした。
悲しい顔だった。
私はとっさに、

「悲しい顔しないで‥私まで悲しくなるから‥」


と言ってしまった。


「ごめん‥で、わたがしの券。買おうかな‥何円だ??」


「100円‥」



私はふて腐れた感じで
言った。

本当は心から
嬉しかったのに‥‥‥



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