SMILE AGEIN −先生と貴方の笑顔−

私は食い入るように
先生をみた。

そして先生も私に気付いたみたいで、
いつもの先生の笑顔を
見せてくれた。

「ほら あなたにとって 大事な人ほど すぐそばにいるの
ただ あなたにだけ届いて欲しい 響け恋の歌」



私にとっては、これは
大切な特別な歌だった。

大好きな歌であり、
1番最初に買ったCDだった。


涙が溢れそうなのをこらえて
最後まで聞いた。


そして会場からは、

「アンコール!アンコール!‥‥」

と聞こえてきた。


すると先生がでてきて、
「アンコールありがとう!だけど先生も忙しいんで、また!!クレープ屋さんにもきてねー。」


と言い笑って去った。



「かっこよかったね。先生‥‥」


「うん!!」


あたし、誕生日なのに幸せすぎだ‥‥


< 124 / 181 >

この作品をシェア

pagetop